2012年11月17日土曜日

IEMお泊り会:nTaQさん編

言うだけならタダだろう』のnTaQさんから、IEMを三つお貸しいただきました。
twitter上でUE10proとUM Mageの話題で盛り上がりまして、
「比較用に貸しましょうか?」というありがたいオファーをくださいました。


お借りしたのは、次の三つ。

・JH Audio : JH10pro*3


・Unique Melody : Mage


・Unique Melody : Aero


もともとは、僕の「TF10proとUE10proは同じもの!(キリッ」
という無知を晒した恥ずかしいツイートをnTaQさんが
「ディスコンになったUE10proはカスタムIEMの事ですよ」と修正してくれたのが発端。
この後紹介するUE10pro(カスタムIEM、みっきーさんからお借り中)の比較用として
JH10pro*3を貸してくださいました。

そこから話は発展し、84さんMageとの比較用としてMageを、
CI*2がUE10proと共通ということでAeroを貸していただけることに。
本当にありがたいです。

詳しい音質レビューなどはお貸しいただいたブログ主様に任せるとして、
当ブログではごく一部得な造型、製作関係のレビューを載せますw
周波数特性は後ほどまとめて挙げるので、今回は外観だけを。



まず驚いたのが、CI22955らしきものにベントが!上のCIはノーマルなんですが、
下のCIは特注っぽいです。で、この特注CIには、なんとポートに
黄色いフィルタ見たいなのが挟まってます。最初はごみかと思ったんですが・・・w
ツイーターはこれまた特注のED。半田タップが3つなのでEDだと思われます。
ナンバリングも特殊で、EDが60345、CIが60344となってます。


JHは音響抵抗の使い方も特殊で、CIのほうには緑フィルタと白フィルタが
重ねて使われてます。コレだと抵抗値がいくらになるんでしょう。
単純に足し算でいいのかな・・・今度実験で確かめてみましょう。


光に当てると細かなキズが見えてくるのですが、かなり細かいキズが
規則正しく並んでいるのが見えます。
これはリューターで研磨していったキズが消えずに残ったものだと
思われます。UMや1964Earsは最終的にコーティングでキズを消してるみたいですが、
リューターで磨き上げるJHの根性に感服です。磨き楽しいよねw


さて、個人的におなじみMage。やはりコイツだけ音導管の造型が特殊です。
84さんのMageと聞こえ方が違うのか?Mageはまた今度詳しくやりますw
ところで、Mageのシェル内が曇っています。思い当たるのが瞬間接着剤の白化
くらいしかないんですが、他になにかありますかねぇ・・・
あ、ヤフオクでMageユニバーサルが出てたんですが、お金ないので泣く泣くスルー。
eイヤで聴いた視聴機は、カスタムMageとは全然印象が違いました。

そしてUM Aero 。今回ひそかに期待を寄せていた機種です。


おなじみのED29689 。ウーファーもCI22955のパラです。
こちらのCIにはベント等はありません。オーソドックスな構成で一安心。(何が


バッチリ抵抗やらコンデンサなどの数値・容量を把握しましたが、
さすがに大公開は良心の呵責が・・・w ネットで必死になって探せば
情報が出てくると思います。画像からみて分かるように、一番下のパターンが
カットされてますね。これはMageとAeroのネットワーク基板が共通だからで、
ネットワーク自体もこのコンデンサの有無以外は全て共通です。これがヒント。


カナル部分の造作も至ってオーソドックス。よく見ると、
シェル部分とカナル部分の色身が違いますね。ツイーターの音導孔の処理が
どうやってるのか結構謎なんですが、この色違いにヒントがありそう?
音は、結構面白いことが判明しました。f特測定編で詳しく紹介します。

次の記事は、翌日お越しいただいたみっきーさんのIEMの紹介ですw